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平成19年10月のお話です。家の2階には当時私の父親が使用していた4畳の書斎が
ありました。いまではこれも開かずの間・・・これをなんとか活用すべく手前でのリフォ
ームしようと奮闘してみました。テーマは「木のぬくもりを感じる空間!」です。どぞ!



 てなわけで,、うちにはまだ、現在休止中のスペース(空き部屋)がまだ多く存在しています。

 今回手がけるこの部屋もそのひとつなんですが、ここは、私の父親が生前にいつも残業をしていた部屋です。

 父は
「書斎」というふうに言っていた様な気がします。しかし、父亡き後、しばらくの間は「生前愛着のあった部屋なのでしばらくそのままにしておこう」という思いからか、そっと父がいたままの状態で残しておきました・・・・・しかし、父が他界してからはや5年。このままにしておくのもどうかと思い、リフォームするこを決意!。
  



 やはり、先ずは掃除から始めました。写真はありませんが、個人が愛用しいた家具などを撤去するというのは、やはりあまり気分の良い作業ではありません。

 全て撤去した後は、掃除機をかけて終了です。
 
4畳程度の空間なのですが、家具を撤去することで広く感じるかと思いきや、やはり4畳は狭いです。

 状況によっては子供の部屋にでもなるのかなぁ?って思っていましたが、さすがに狭い。やはり、書斎ぐらいにしか使うことはできないのか!・・・・
 

残念ながら写真はありません!



 さ、部屋の掃除も終わりました。ここからが本番です。 
 この部屋、全面板張りにする予定です。壁、天井、床とすべてです。 で、先ずはセオリーどおり床板から施工します。この床板もかなり浮いてきているので、張り替えようとも考えました。が、今の床板をはぐるのも結構な手間なので、今の床板を撤去することなく、この上に
石膏ボードを1枚敷いて、その上に床板を貼っていくことにしました。ここは問題なく石膏ボード12mmを敷いていき、床板を貼る準備がととのいました。え?なんで、石膏ボードを敷くかって?これは、防音を目的としたものです。本当なら石膏ボード2枚重ねにして、間に防音材を挟みこむと効果大らしいのですが・・・今回は1枚だけです。(ちなみに固定していません。敷きっぱなしです。あとで、床板と一緒に固定していく予定です。)
 

フロアーに石膏ボードを敷いたとこ!



 床板材には
「ナラ(楢)の無垢材をチョイス。しかも塗装は無し。近くのホームセンターで特価で売っていました。3畳分で1万2千円でした。楢材をチョイスした理由は、とにかく、ホームセンターにある床材の中では、かなり硬いということと、落ち着きのある無垢の色がよいと考えたことからです。
 で、働き180cmの材の端をカットして石膏ボードの上に貼り付けていきます。施工方法は基本どおり、床板を敷いて
フロアー釘で材の耳に釘を打ち込むものです。

 この楢材、フロアー釘で耳に打ち込みますが、材が予想以上に硬いため、釘を打ち込む際に耳が割れてしまいました。何回やっても割れてしまいます。これではマズイ・・・
 ということで、一回下穴を開けるという作業を追加して施工しました。
 

結構苦労しました。で、一休み・・・・・



 床板も若干問題が発生しましたが、なんとか貼り終えることができました。こんなかんじです。え?奥のほうがちょっと開いている?(見えにくいですが、床が張ってありません)はい、これはちょっと考えがあってのことです。

 なんせ、床の次は内壁です。困ったことに、この部屋も和風な様式なので、全面板張りにするときゃ、しっかりとした下地を打たなければなりません。で、以前からネットで調べていたのですが、羽目板(壁材)を貼るときゃ、下地用合板12mmを下地にするのが基本と書いてありました。しかし・・・この部屋の柱に下地用合板を張っていくには問題が・・・・柱と材木のつなぎ目が微妙にずれている。しかも、1mmから8mmくらいまで幅広い・・これでは、平面的な合板を張っていくと、ゆがんだ状態になってしまいます。  

部屋の東側の窓の下なんやちゃぁぁ!!



 ということで、考えた結果、合板を貼ることは諦めて、こんなものを下地の代替として使用していきました。ホームセンターで売っている
「貫」です。この上に石膏ボード等をはるのならこれで良いとおもうのですが、柔らかい「杉羽目板」を張っていくのには適しているのかは不明・・・・・しかし、合板を貼ることが困難なため、仕方なく見切り発車・・・・・羽目板を張っていくことには問題はないと思うのですが、完成したときの強度が心配です。

 で、念のために全面に保温材としてグラスウールを張っていきました。

写真のとおり、壁にグラスウールを打ち込め(固定でき)ないので、下地で抑えてあるだけであります・・・
  

下地で抑えてあるだけであります・・・



 羽目板は、ネットで購入した
「レッドパイン:羽目板」です。これも格安でした。しかも長さが4mもの。羽目板のつなぎ目を少なくしたいことと、カット作業が少なくなるように配慮したものです。羽目板の耳にスリム釘で打ちつけていきます。始めは結構楽しく行えたこの作業ですが、季節は既に冬真っ只中!非常に寒いということもあり、中盤以降なかなか作業が進みませんでした。うぅ〜・・・・さぶい・・・・

時期が時期なんで、3日に一度1時間程度の作業でちょっとづつ進めていくはめに・・・・・・・・・・・・・
  




 羽目板ですが、若干多めに購入したつもりでしたが、どういうわけか?足りなくなってしまいました。で、苦肉の策として、一番目立たない上端の羽目板に当初カットした端材を貼るはめに・・・「つなぎ目が目立たない・・・」ようにやってきたつもりでした  ここへきて足りなくなるとは・・・・ しかし、遠めでみると、そんなに目立たないようですが、正直「目立ちます!」。でも、部屋ん中の上側なんて見る人はそういません!

てなわけで、結局、この4畳間の長辺2面の最上部の羽目板は、接木だらけの羽目板貼りとなってしまったわけです。

 (しっかりと計算して発注したつもりだったんだが、なんでたりなくなったんだ?)  
 




 ・・・・・・・あれやこれや、スキー場行ったり勉強してたりで、なかなか作業も進みませんでしたが、やっとのことで、この部屋の全貌が見え始めてきました!!
 
 単に下地入れて、羽目板張るだけの単純作業ですが、要した時間はかなりのものです(12月はじめから、2月の終わりまでで、合計3ヶ月)。実作業時間は多分24時間/4畳間 程度なんですが、とにかく、寒いのと他の作業かけもち、しかも試験勉強とスキー場への時間配分が私の作業を遅らせたんだと思います。
  




 て。窓の淵(どう言うのかわかりません)と部屋の隅の角にもしっかりと板とモールを貼り付けます。なにが苦労したかって、このモールの製作です。ちょうど、この作業の途中に
「ワークセンター2000」ってやつを購入したもので、結構手の掛かる造作もいれてみたわけです。
 大工本職の方には笑われると思いますが、45度の切断は難しいのです。

 で、いろんなモールなんかも手製で製作してビスで打ち付けていきました。

 とにかく
ワークセンター2000さまさまです・・・・・・・


センターの棒みたいなやつがそうです。




 で、この部屋、隣の部屋とはふすま(写真)でつながっているのですが、この奥は前の私の部屋です。非常に愛着のある部屋でした。・・・で、その部屋とはふすま一枚でつながっているため、数年前に手製のふすまを取り付けて、両方の部屋を隔てていたわけですが、やっぱ、当時は日曜大工初心者ということで、すごく適当なつくりです。コンパネ(9mm)を張り合わせたものを適当な寸法に合わせてはめこんであるだけでした(自分でも、あまり覚えていない・・・)。

 ただの安っぽい合板の木目では、せっかくのリフォームが台無しです・・ 

 しかし、現在(H20.3.6)財布は真冬なため、羽目板を追加して購入することは困難なため、また後日にします・・・・

 いづれは、このふすまにも羽目板を貼り付けて、到底「ふすまには見えない」ようにしたいと考えています。
  

早急な措置が必要です


 従来からあった窓とかもそのまま使います(ちょっと、掃除の必要はありましたが)。

で、窓は少し奥ばった所に付けてあり、その側面とかはそのままにしておこうと当初は思っていたのですが、
「レッドパインの羽目板」のきれっぱしが結構余っていたので、これらを使って「どうせならここも板張りにしてしまおう!」って感じで、羽目板を貼り付けていきました。

 いやぁ、ここまでくれば、もうそろそろ完成です!

 あとは、とにかく以前の姿
「在来工法」「アメリカンチック」な今のリフォームの境目となる「扉」や「柱」の淵の造作を徹底することにつきると思います。

 


 やっと、完成!!祝!!
 造作(モール等)も加えて使用できるようになりました。(実は、コンセント周りと入り口の引き違い扉あたりはまだです)。

 よく、「ドゥーパ」(いわずと知れたDIY雑誌)とかにあるアメリカンチックを意識した空間に近い物になりました。
 しかしながら、あとは室内にインストールするものによって「和」か「米」かが左右されることも承知しています。

けど・・・・・・・・・・・

 やるだけのことはやってしまいましたが、当の私の部屋は、しっかり確保されているため、これだけやった部屋ですが「いつ、誰が、何のために」使用するか定ヵではありません。
 なんせ、冒頭でも述べたように、私の父が愛用していた部屋なんです。これをふまえて、どういうように使っていくか判断したいと思いますが、結局は(なんとなく)おいらの趣味を広げていく部屋になりそうな予感がしてたまりません!!



           〜おしまい〜


詳細:

室内詳細   180cm×360cm
室内高さ   230cm
材料
 杉羽目板  4000m⇒一坪分×5セット
       =約2万円
 楢の床板  180cm×90cm(一畳)×
       3セット=約1万2千円
      あまり覚えてないが、多分、
       下地用の胴縁やフロアー釘、
       石膏ボード合わせて5千円く
       らいだと思う・・・
合計!!   多分4万弱だと思う・・


                
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                        ※ 現在製作中・・・・

う〜ん、今日も作業後のビールが旨い!!



で、一応この部屋はリニューアルして入居することは出来るようになったのですが、せっかくの「木の
ぬくもりを感じる」ことのできる部屋にどんなような家具をインストールしていくかを追加して紹介します。


 


 



 
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