ここでは、私が最近ちょっと真剣になっている「日曜大工」で制作 した作品を紹介しています。興味がある方は是非のぞいてみて!


ウッドデッキ作成予定の場所!

 写真は本宅南側の風景です。ここにウッドデッキを作ろうと思ったのですが、心配なことがひとつ。私の住む富山県西部は、豪雪地域であるため、落ちた屋根雪が堆積する場所にウッドデッキを作ると春までに床面が顔を出すことはありません。しかも、その間ず〜っと雪に接していることになるわけですから、材木の腐食も凄まじい速さで進むことが危惧されます。
残念ですがこの場所は、3方からの屋根雪が堆積する場所であり、強度的、耐食的に非常に優れたものを作らなければなりません。どうしよ

方角は南側。日当たりはいいのですが・・

基礎石設定!

 ま、とりあえず基礎石を設定します。ミズイトで沓石の設置場所を示して約5cmくらい掘りました。石が多くて結構苦労しました。そのご、砕石を敷いてコンクリートを流し込む。で、コンクリが乾く前に沓石を置いて微調整を行いました。結局計16個の沓石を並べましたが、時間にして、約1日程度の作業でした。出来としては、まぁまぁいいほうかなと思いますが、この作業方法は非常に寸法にシビアなため、位置調整に時間がかかります。ウッドデッキを作成するにあたり、数種類の、基礎の作り方があるみたいなので、今度作るときは違う方法を試してみたいと既に思ってしまいました。

左:沓石を仮置きしたとこ
右:別の角度からみたとこ

「木工ランド」から角材到着!

 今回ウッドデッキを作成するにあたり、非常にお世話になったのは「木工ランド」さんです。このサイトでは、ウッドデッキの作り方、材木のイロハなど、非常に丁寧に記載されていますので興味のある方は是非ごらんください。・・・で、木工ランドさんで材木を発注したのですが、床板以外すべてを購入させていただきました。
さて、材料も到着したことですし、防腐剤を塗付します。通常は「うま」というものの上で塗装するらしいですが、写真のとおり非常に塗装に便利なもの(スズキのキャリーH3年式、車検2年付きで8万でした。)があったので、この荷台で塗装しました。ちなみに、荷台には何も敷かずに塗装作業を行ったため、荷台はたいへん汚くなってしまいました。

軽トラの荷台は、とても便利な作業テーブル

束柱の取り付け

 私が使用した沓石は、「羽子板」とかいう金属がついており、この金属板に束柱をコーススレッドネジで打ち込んでいくだけで束柱と沓石が接合できるというすぐれものです。ま、一応沓石の高さはすべて揃えたつもりでしたが、やはり素人作業なもので、若干の誤差はありました。束柱及び根太に使用した材料ですが、ウエスタンレッドしダーを使用しました。この材木は、価格帯、耐食性、加工性などが優れた木材ですが、強度面では若干弱めです。なお、束の芯間隔約80cmスパンで設定しました。

写真の大引きは仮留めです。

根太をとおします!

 このデッキのサイズは182×360です。広くもなく狭くもないちょうどいい広さだと思います。しかも、このサイズなら、ほとんど材木を切断する必要がないので非常に楽。というわけで、木工ランドさんから運ばれてきた根太材は、余計な加工は行わずに防腐塗装のみ行い、直ちに束に取り付けました。
 根太には、束柱一本につきコーススレッドネジ4本ずつ打ち付けました。
 ちょっとずつ組みあがっていく我が作品を幾度となく眺めていたことにより作業がちょっとずつ遅れていきました。

写真左:根太をとおしたとこ。束を挟み込む工法です。
写真右:順序が違いますが、これから大引きをとおします

ちょっと一言!

 今回の作品が私の処女作ということなんですが、とにかく一番頭を悩ませたのが、使用する材木。ウッドデッキといっても、よく調べてみると本当に数多くの木材が販売されてました。ハードウッドと呼ばれるものは、耐久性、耐食性、強度、のすべてを兼ね備え持っているものが多いのですが、値段は高く、しかも加工しにくいといった難点をもっているのが特徴だそうです。いろいろ考えましたが、最終的には木工ランドさんお勧めのウエスタンレッドシダーーに行き着きました。(この材木、加工性には秀でていますが、メンテナンスを怠ると、5年程度でバタバタになるらしい・・)

製作者で、当HPの管理人でもある私の姿。
初披露!

立ち木が邪魔!

 さ、作業も大詰め!さぁ床でも貼っかぁ〜・・・・って、この立ち木、本当に邪魔です。ほんの10センチだけウッドデッキの作成予定範囲に干渉してました。切り倒そうかどうしようか、しばらく考えた結果、ウッドデッキの脇に立ち木があるのも風流なのかな?とか思い、生かすことにしました。
 写真では分かりづらいですが、根太を一部切断して立ち木に干渉しないようにしてあります。しかし、まる5年間手を加えないだけでおそろしく枝が増えたような気がします。私たちの知らないところで、静かに育っているんだなぁ〜、この名前も知らない立ち木。(呑気なことを言っていますが、手入れしないことで、後に毛虫が大量発生することをこのときは知る由もありませんでした・・・)

土台作り完了とおもいきやぁ!

 さ、根太をt取り付け終えまして、ここで大引きをとおして基礎組みから土台作り完成!ってとこですが、まぁこれは試作品。1mくらい雪が降って潰れてもいいやってくらいのもんなので大引きは省略。しかし、束柱−束柱は約90cmスパン。で、束柱を2本の根太で挟み込むこの構造でも十分強度は保たれるとドゥーパに書いてありました。いや、書いてあったような気がします・・
 ちなみに、地面にばら撒かれている石ころは、うちの庭に落ちていた石です。どこから来たのか分かりませんが、このクラスの大きさの石が庭にゴロゴロしています。今まではやり場がなくて困っていたんですが、拾ったものからこうしてウッドデッキの下に放り込んでおくことで草止めになるかなぁ〜(?)とか思ってのことです。

床板を貼っていきまぁす!

 さ土台作りも完成したということで床を貼っていきます。実は上でも記したとおり、豪風雪などで損壊覚悟の作品なんで、大引き省略に続いてまたもケチっぷりを出してしまいました。
 土台にはWRC(ウエスタンレッドシダー)を使用したのに対し、床財はSPF材を使用してしまいました。WRCの半額以下で購入できるこの材木は非常に魅力的ですが、耐水、対候、対虫、シロアリにおそろしいほどの弱さを持った材木です。私のおせわになっている木工ランドさんでも、「SPFはウッドデッキに適さない」みたいなことが書いてありました。
 この先どうなるのか、まだ完成もしていないうちから心配しています。(そんなら、しっかりしたもの使えよ!!って感じですね。)

下穴をあけることなくコーススレッドネジを打ち
込んでいくとうい単純作業です。完成は近い!

 打つべし!打つべし!

 で、結局40本の2×4材6feet(全てSPF)をまとめ買い(当時8000円です)して、また軽トラの荷台の上でキシラデコールを塗付!一度塗りの状態で床板を根太に打ち付けていきました。下穴はあけずに打ち付けていたので、さすがにSPF、木口付近にネジを打ちつけ時によく木目に沿って「ぱきっ!」っと割れる割れるわで苦労しました。
 あと、基本的には、床材を貼る際に材と材の間隔5〜10mm程度あけるらしいのですが、同僚にSPFでウッドデッキを製作した方がおられまして(Fさんありがとうございました。)その方から伺った話では、「SPFは数年経過すると、痩せて数mmの隙間があくよ!」っとのこと。それも考慮して床材間の隙間はあけませんでした。(後に、雨が降ったときに水切れがあまりにも悪く後悔することになることを、このときは知る由もありませんでした。)


楽しい床板貼りも完了!!!

とにかく、扱いやすい(柔らかい)材木と、下穴なしの作業工程は非常にスムーズで、2×4材40本打ち付けるのにそれほど時間はかかりませんでした。ま、私はちょっと貼って眺めて・・を結構繰り返してましたのでまる2日くらいかかったように思います。んで、最後に床材の見える部分のみ防腐剤キシラデコールの2回目の塗装を開始。防腐剤を残しておいても意味がないと思い、必要以上にタップリ塗りたくりました。結果、右の写真のとおり。
 このキシラデコール、1度塗りとは違い、2度塗りともなると少々乾いた後の質感が変わり、ちょっと「にちゃっ!」ってするような感じがします。手に付くわけではないんですが、ちょっと気になります。でも、2,3回雨にうたれた後はそんなことぜんぜん気にならないようになりました。

どうです!?とにかく色はいいです

こんなんいかが?

 とまぁかなりけち臭いウッドデッキとなってしまいましたが、この写真が全貌です。はっきり言って私によけいな苦労させた立ち木が邪魔です。枝多いです。ってことで剪定します。
 チェーンソーでバサバサと切断しましたが、切りすぎるといけないと思いほどほどにしておきました。しかし、周囲の状況と合わせてみてみると、デッキの脇の石畳との色合いが悪く、デッキが浮いているように見えるのが気に食わなくなってきました。そこで・・・

立ち木が邪魔でデッキが隠れてしまう・・

ちょっと座れる椅子なんかが欲しい!

 上でも述べたとおり、この周囲の石が非常に目障りだったので、「なら、椅子でも作って隠してしまえ!」ってんで、写真のとおり、やっつけ作業で椅子を作ってしまいました。やっつけ作業といっても、せっかく作る椅子なんで、高さや奥行きも考慮しました。あと、バーベキューする時の使い勝手等も・・。
 因みに、この椅子(オプション)は床材と同じく、すべてSPFとステンレスコーススレッド、キシラデコール塗りで仕上げたものですが、やはり寿命は決して長いものとは言えないでしょう・・・
イメージ
思い立ってスグ作り始めました。
設計図もなしによくやったと思います。

 最終的には、このような形でウッドデッキの周囲を椅子で囲ってしまいました。子供たちが、家の中からウッドデッキに出られるように、階段も作り直しました
 はっきり言って、当初にも述べていたとおり練習みたいな感じではじめた作業ですが、予定を大幅に修正して予想以上に素晴らしい出来になってしまいました。ここまでくるとさすがに「やりすぎたかな・・・」って気もします。(どうせここまでやるんなら、もっと良い材木つかっときゃ良かったよ・・っとちょと後悔・)

さっそくやっちゃいました!

 念願のウッドデッキ1号完成!てことで、お決まりのBBQをやっちゃいました。(写真は酒好きな同僚たち)即席の椅子は非常に重宝しており、評判もそこそこでした。
 しかも、来宅された皆様にお褒めのお言葉をたくさん頂きまして非常に満足しました。う〜ん、みんなまた遊びに来てねぇ〜って感じです。
 しかし、完成した満足感、達成感もいいものですが、やはり計画から製作に至るまでの「ちょっとずつ出来上がっていく」充実感が私にはたまりませんでした。はやく、次作ろう。

初BBQ。皆にウッドデッキの素晴らしさ
を分かってもらえればよいが・・・・・・・・

冬が終わり・・・

 そして上の写真からやく10ヶ月。この処女作が完成した年(平成17年)の冬の豪雪で、私の家でも雪が2m近く降り積もりました
 この作品も、3方向から落下してくる屋根雪につぶされ、完全に雪に埋まってしまい、潰れているのか壊れているのか認識できない状態となっていました。
 しかし、春になり雪がとけてウッドデッキが顔を出しました。私のウッドデッキは損壊することなく、生き残っていました。ちょっとうれしくなって、さらにキシラデコールでなでてやりました。        〜おしまい〜

2m近い積雪にも負けず、姿を現した1号デッキ

材料及び制作費詳細

基礎石(羽子板つき)680円×15
WRC2×8 12feet×6本(根太)
WRC4×4 12feet×2本(束柱)
SPF2×4 6feet×42本(床材)
SPF2×4 6feet×30本(椅子)
ステンレスコーススレッド65mm多数
砕石×4袋
ドライコンクリート×2袋


以上 約8万円程度
作業日数は忘れました・・


ウッドデッキ
※クリックするとメンテの詳細ページへジャンプします。
平成20年5月(完成から3年後)に第一回目の補修作業を実施!!


  ウッドデッキMENU    次のデッキはコチラ!
         



私が手がけてきたウッドデッキの数々をご覧ください!!

お勧めLINK!

「ハードウッドが日本最大級の品揃!」



ベランダを楽しむ


住まいのことなら


お勧め防腐剤!



ウッドデッキなら

 このホームページに関する御意見や感想は heroaki_1@yahoo.co.jp までお願いします
Copyright(c)2006、heroaki