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作業場製作(納屋補修)(平成18年2月作業開始) 


今では使用することのなくなった農機具格納庫、別名「納屋」!ここ数年に渡り、
開かずの間であったこの納屋を再生すべく、奮闘した作業内容の一部始終を見よ!



 
 いまでは使うことのなくなった納屋・・
これを再生すべく数年ぶりに建物の中に足を踏み入れたわけですが、本当にゴミだらけ! ゴミ屋敷もいいとこです。

 ま、どんな風に再生するにしても、先ずは不要なゴミを撤去することから始めなくてはなりません!
 ということで、いらん物を外に出そうとしても、外は豪雪・・ しかし、こんなことでへこたれてはいけません!廃材などは
焼却処分! 燃えないもの(燃やせない物)は廃品回収で! とにかく建物から撤去していきました。
 


 ゆかに置いてあるものを徐々に撤去して行き、なんとか普通に歩くことができるようになりました。しっかし、農業用資材と一緒に、なぜか何に使うのか分からないような廃材も大量に置かれていたんですが、これらを撤去しているときに、変な虫の死骸や走り回る虫とかがいて、何回か悲鳴を上げることもありました。
 しかし、こんなことでへこたれていてはいけません。
 
撤去!撤去!撤去〜〜!!



 本当にいろんなもんが置いてあります。写真の右下に見える、かごの中にはビニール紐のきれっぱしが入っていますが、触ってみると劣化により容易に引きちぎることが出来てしまいます! 「いったいいつから置いてあるんだろう・・・」
 で、上から順に撤去していくと、丸テーブルが姿を表しました。こんなとこにテーブルがおいてあるなんて、片付ける前は分かりませんでした!
 このテーブル、重量もあり、つくりもなかなか立派です。しかし、今後使うことも考えられないし、ちょっと不気味な感じもするんで、
焼却処分〜!!

 ついでに言うと、この撤去作業、数週間に渡って行ったわけですが、撤去中に出る埃がひどく、作業している日の「鼻くそ」は、大抵真っ黒になっていました。
 



 床に置かれていたものは、8割がた撤去及び焼却しました。
 さ、今度は天井から吊られている物や壁に張り付いている物品を撤去します。
 雨具等を吊ってある竹ざおや、内壁に打ち付けてある釘を抜いて、少しずつですが、「全部撤去」に近づいています!
 そんなときに、天井から吊られている巨大なものに気づきました。右のやつです。「はて?これなんだ?貴重なものか?」ってんで、写真を撮って職場の人たちに聞いてみたところ、
「とーみ」っていうものらしく、農業の資材らしいです。貴重なものなのかが気になったんですが、ほぼ同一のものが、ヤフオクで500円で出品されていたので、貴重なものではないと判断!!驚かせやがって!!もし、貴重なものなら「鑑定団」にでも出そーとおもったのに〜!! ってことで、 焼ぉぅ〜却ぅ〜!!


 なにはともあれ、撤去作業も9割が完了し、気が付けば1ヶ月も経過していました。まぁ仕事しながら、暇を見つけてはの作業ですから、こんなもんでしょうか。
 さ、それでは作業にかかります。施工計画は、
@床板(コンパネ)を貼る! A壁(OSB合板)を貼る! B天井(OSB合板)を貼る!
 床面は土間打ちであったので、直接コンパネは打てません。ということで、2×4材を縦にして置き、9cm程度の空間を空けてコンパネを貼っていくことにしました。テストで一枚貼ってみたのですが、なかなかいい感じ。土間に固定することが出来ないことと、土間に若干の勾配があるため、多少床板が浮き沈みしますが、許容範囲です。


 上では、第一段階として「床板を貼る」とか言いながら、結局は内壁と同時進行になってしまいました。
 この「OSB合板」ってやつ、専門雑誌とかで作業小屋の内壁によく使用されているのを見て「かっこいぃ!」と思いチョイスしてみましたが、本当にイケてます! 若干、米のような匂いがしますが、許容範囲です。
 この合板の下地ですが、露出した柱に胴縁を打ち付けただけで、その上に合板を貼っていくだけです。写真上部に見えるように、部分的に泥壁となっていて、触るとポロポロ崩れてきます。硬化処理を行おうともおもったのですが、何しろ予算と手間が・・・・省略しました。


 右の写真右側が未施工で左側が施工完了部分。右側のきったなぃ土間や古めかしい壁体と左側の「黄金に輝く」壁体のギャップがもの凄く激しいです!!完成が待ち遠しくてたまりません!
 ここで気になる事ですが、この土間、非常に湿気を持ちやすいので直置きとなっている2×4材がすぐに腐ったり、白アリに襲われたりするんじゃないかが心配です。でもまぁここまできたら止まりません!

 しかしながら、まだ撤去しきれていない物もあり、予算面で少々きつくなったことから、材料を購入できない事態にも陥ってしまい、作業は難航。気が付くともうすぐ作業を開始してから2ヶ月が経とうとしています。雪も溶け始め、辺りには草が生え始めています。どうしよ〜〜


 作業も半場にして、「木工作業用のウッドデッキ」の施工なんか手掛けてみたりして、ほんとにいろんなことを同時に行わなくてはいけない状況となってしまいました。(この作品の詳細はコチラ!)
 とりあえず、雨の日は納屋の中のリフォーム、晴れた日は作業場の製作と、日々大工作業に明け暮れました。結局、5月の半ばには、写真のとおり床板と内壁は8割がた貼り終えていたので、作業はもっぱらウッドデッキ作りとなってしまいました。

 
※ ここで製作したウッドデッキはこちらで紹介しています。
 



 
ウッドデッキはさておき、室内の紹介を進めていきます。
 
 室内の内壁と天井が概ね出来上がったところで、今度はきれいに引き違い扉を取り払ったこの開口部をどうやって塞ぐかが問題となりました。
 この開口部の間取りは、幅約2間半で、センターに一本の通し柱が立っています。強度上この柱を取り払うことは出来ないので、ウッドデッキに出るための開口部をどこに、どうやって設ければいいか悩みました。
 結局、通し柱を中心として左右各々に両開きの扉を取り付けることにしました。
 


 扉をはめ込むにあたり、上部に余裕があったので、補強を兼ねて壁体を付け足しました。もちろんこれもSPFとOSBです。

 両開きの扉の材料は、SPF材と採光のために透明な材料が必要だったのですが、これにはアクリル板の4mmを使用しました。・・・・・が、これが高い!!uあたり5000円くらいしました。財政的に余裕があるとはいえない私には非常に高額な買い物となりましたが、しかたがありません・・・
 
 SPF材の2×4材で框を組んで、この枠内にSPF1×4材をはめ込んでいきます。で、上の枠内にアクリル板を張って完成です。
 ここでも問題が・・・・・


 この建物、上でも述べましたが、いつから建っているものかは不明なんですが、経年のためか、主要な柱が垂直ではなくなっていました。言い方を変えると、「納屋自体がかたがっている」のです。
おかげで、真四角な扉を作っても、立て付けが悪くなってしまうという現象が起こります。・・・どうしよう・・・・
1.かたがっている柱の蝶番取り付け部分に、肉を盛る(材木等を加工して貼り付ける)ことで、扉の取り付け面を垂直にする。
2.納屋のかたがりに合わせて、かたがった(否正形)扉を作ってとりつける。
の二つの案が思いついたのですが、結局2番を選んで、かたがった柱に合わせて、かたがった扉を作ることにしました。(後日後悔・・・・)
 
 結果、正形の扉を作ることよりも、若干の平行四辺形をした扉を作ることになったわけですが、はっきり言ってこれ、とても難しいです!!



 扉の取り付けも少しづつですが進んでいきまして、これで4枚の両開き扉が取り付けられた訳ですが、どうでしょうか?あんまりかたがっているようには見えないとおもいます。・・・・しかし、かたがっているために、立て付けが悪く、片方の扉が非常に開きにくいです・・

 ま、許容範囲なので、ここで採光用のアクリル板を現場合わせして、ネジ穴あけて固定していきます。

 なんとなく形になってきましたが、写真のとおり、このときウッドデッキの上屋の製作(支柱を立てた状態)に移っていたものですから、どっちもつかづで、なかなか作業が進みません。どちらかといえば、梅雨までに上屋を完成させてしまいたいという考えから、上屋製作がメインとなっていました。


 結局、梅雨までに上屋を完成させることは出来なかったのですが、7月半ばにはこんな感じで、見栄えだけはそれなりになりましたが、室内はまだまだです・・・・・
 しかも、このとき「物干しデッキ」まで手がけており、そっちのほうに夢中になっていたもんだから、本当に雨が降った日しか、この納屋の中のリフォームはおこなっていませんでした。
 
 んで、この平成18年は、非常に雨が少なくいい天気が続いたので、めったに室内の作業は行うことはありませんでした。


 見事に「物干しデッキ」 は完成したのはいいんですが、こっちのほうはこんな感じで非常に中途半端な状態でほぼ「放置状態」でした。
 季節は夏から秋へと移りました。本当にいろいろと製作に没頭した一年でありまして、このときにはもう金も尽きてしまっていました。はっきり言って、もう作りたくても何も作ることが出来ないくらい金銭的に厳しい状態でした。
 仕方ないので、リフォーム的なことはあきらめて、廃材等を利用した小物製作に移りました。作業テーブルや、材木ラック、タイヤ収納ラックなどなど。
 なんか非常に遠回りしてしまいました。この工事は本年中の課題としていたわけですが、結局完成させることはできず!!平成19年に持ち越しです!! 


 平成19年になり、予算を納屋のリフォームにつぎ込むつもりでいたんですが、本年はとにかく仕事や田んぼが忙しくて、趣味に没頭する時間はなかなか取れませんでした・・・・
 おかげで、まともに作業を開始できたのが6月頃・・・
 室内はこんな感じになってきて、それなりに作業しやすい環境が整ってきました。
 リフォームは完成していないにしても、様々な木工作業は既にこの室内で行っていました!
 納屋の2階へと通じる階段も取り付けました。
 ここで、私の悪い癖!こんな中途半端な状態にも関わらず、この2階のリフォーム計画なんかを考え始めたもんだから、またまた作業を持ち越し・・・・・


 階段について・・・・・材料は相変わらずSPF材で、2×8をチョイス。踏み面の固定と、材の連結にはシンプソン金具を随所に使用! 材木がSPFということで強度的には若干の不安が残りますが、一応私80kgが乗って、飛び跳ねても大丈夫でした・・・
 あとは腐食していかないように管理しなくては・・・・
 上り易さを考えて、踏み面は奥行き24cm蹴上がりの高さは20cmにしてあります。


 現在作業進行中・・・・・・・


 


 


 


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